勉強方法に関する本はたくさんあります。
私も好きで何冊も読んでいます。
そして、生徒に勉強を教えていると1つの結論がでます。
誰でも成績が上がるただ1つの方法はない。
学習個性という考え方があります。
脳の使い方は人によってクセがあるという考え方です。
例えばある問題を解決するとします。
ある人は「なぜ」を考えます。(ゴール重視)
ある人は「どうやるのか」を考えます。(プロセス重視)
これを生徒ごとに学習個性としてとらえて学習に生かすものです。
実際に指導をしてみると確かに学習個性が存在することがわかります。
ただし指導の現場では分野、気分、やる気によって大きく変化します。
勉強方法はレベルによって変化していく
前回の期末テストが10点の生徒と、90点の生徒が同じ勉強ができるでしょうか。
もちろんやり方が違います。
期末テストで10点の生徒はほとんど内容がわかっていません。
解説を多めのテキストやわかる所まで戻って学習する必要があります。
期末テストで90点の生徒は内容がわかっています。
問題を実際に解いて、間違った問題のやり方の解説を読みましょう。
そして期末テストで10点の生徒も、20点、30点と点数を上げるごとに勉強のやり方全体を変えていく必要があります。
うまくいく方法がわかってもできない。
ある勉強本では期末テストで90点を取る方法が紹介されていました。
学校のワークを3回反復し、間違った問題は間違いノートを作り、問題と解法をノートに書くというものでした。
これできますか?
私もできません。
勉強時間がたくさん取れて、問題を解くペース、ノートを書くペースが速い生徒でなければできないと思います。
勉強しているのに成績が上がらない。
勉強しているのに成績が上がらないという生徒さんもいます。
様々な理由が考えられますが、これまでの経験上の答えは勉強していないからです。
勉強しているというお子さんをしっかりと観察しましょう。
(保護者の方ならすぐに怒らないようにしましょう。)
ある生徒は30分ほど学習すると、ペンをいじり始めます。
そして、注意すると「シャープペンの芯がつまった。」と言い訳をします。
シャープペンを貸して。20分後確認するとまったく進んでいないのです。
1時間勉強していも実質は30分ほどなのかもしれません。
お子さんの様子を是非観察してみてください。
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